高市氏、消費減税「私の意見は撃沈」 物価高対策の質問に 自民党総裁選で各候補が共同記者会見(2025年9月23日)

石破茂首相(自民党総裁)の後継を決める総裁選(10月4日投開票)の候補者5名は23日午前、共同記者会見を行った。

物価高対策について、高市早苗候補は「スピード感が大事だ」と強調。「中小企業、小規模事業者において賃上げ税制の効果が出ていない」と指摘し、「自治体向けの交付金に推奨メニューをつけて拡充する」と述べた。また、ガソリンや軽油の暫定税率廃止を進める一方、年内は基金を活用して段階的に補助するとした。消費税減税については「私は前向きな考え方でございましたが、党内の意見集約ができなかったというか、私の意見は撃沈した」とし、再度の議論が必要との認識を示した。

小林鷹之候補は「経済対策は速やかに指示する」と述べ、物価高対策の本筋は経済成長と所得向上だと強調。中間層を重視した所得税改革を訴え、当面は定率減税を行い、低所得層には交付金で対応すると主張した。

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