【節税対策】合法的に相続税を何億円も減らせる!生前の相続対策でできることを金融のプロが紹介

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0:00 オープニング
01:23 暦年課税について
03:43 相続時精算課税制度について
11:02 資産管理会社を使った相続税対策のスキームについて
18:26 エンディング
この動画では、主に相続税対策として有効な3つの手法について、具体的な数字やメリット・デメリットを交えながら詳細に解説させていただきました。
①暦年課税制度(暦年贈与)
概要: 毎年1月1日から12月31日までの1年間で、贈与を受ける人(受贈者)一人あたり110万円までであれば贈与税がかからない、という最もポピュラーな制度です。
メリット: 手続きが比較的簡単で、長期間にわたってコツコツと贈与を続けることで、非課税でまとまった資産を次世代に移転できます。
注意点・ルールの変更: 近年、ルールが変更され、亡くなる前「3年以内」の贈与が相続財産に加算されていましたが、これが「7年以内」に延長されました。これにより、より早い段階から計画的に贈与を進める必要性が増しています。
実践のポイント: 贈与の事実を証明するために、必ず「贈与契約書」を作成することが推奨されています。また、税理士やファイナンシャルプランナーに相談の上、あえて110万円を超える金額を贈与し、少額の贈与税を納める方が、将来高額の相続税を支払うよりも結果的に有利になるケースもあります。
②相続時精算課税制度
概要: 税務署への事前の届出が必要な制度で、生涯で合計2,500万円までの贈与が非課税になります。これに暦年贈与の基礎控除110万円も上乗せできるため、実質的には最大2,610万円までを一度に非課税で贈与できます。2,500万円を超えた部分については、一律20%の贈与税がかかります。
メリット: 若い世代が住宅購入や事業開始など、まとまった資金が必要なタイミングで、親や祖父母から大きな支援を受けられる点です。贈与された側は、その資金を早期に活用し、運用などでさらに資産を増やす機会を得られます。
デメリット・注意点: この制度で贈与した財産は、贈与した側が亡くなった際に、相続財産に全額加算されて相続税が計算されます。つまり、相続税そのものを減らす効果は限定的です。また、一度この制度を選択すると、同じ贈与者からの贈与については暦年贈与(110万円の非課税枠)に戻ることはできません。
③資産管理会社を使った相続対策
この動画で**「最も伝えたいスキル」** として紹介させていただいたのがこれで、より高度な相続税対策です。特に1億円以上の金融資産を持つ場合に有効だと考えています。
スキームの概要:
まず、子供や配偶者が株主となる「資産管理会社(法人)」を設立します。
親(資産家)が持つ個人の金融資産(例:3億円)を、その資産管理会社に「貸し付け」ます。
資産管理会社は、その借りた3億円を元手に株式投資などで資産運用を行います。
最大のメリット:
運用によって資産が大きく増えた場合(例:3億円が5億〜6億円になった)、その増えた利益(2億〜3億円)は法人のもの、つまり株主である子供たちのものになります。
親が亡くなった際の相続税の対象となるのは、あくまで会社に「貸し付けた3億円」のみです。運用で増えた2億〜3億円分には相続税がかからないため、将来の資産増加分を非課税で次世代に移転できるという絶大な効果があります。
補足・応用:
法人税や会社の維持コストはかかりますが、それを考慮しても、特に大きな資産を持つ家庭にとってはメリットが大きいとされています。
さらに、この会社への「貸付金」を、前述の暦年贈与(年間110万円)と組み合わせることで、毎年少しずつ非課税で贈与(=貸付金の免除)していくことが可能です。これにより、相続税の対象となる元本の3億円自体も徐々に減らしていくことができます。
※本動画で使用している2分15秒〜2分34秒の画像に関しては
https://diamond.jp/articles/-/316367
こちらの記事から引用させていただきました。
それ以外の画像はchatGPTによる画像生成とAdobe Stockからダウンロードしております。
【プロフィール】
小屋 洋一(こや よういち)
J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザー
株式会社マネーライフプランニング 代表取締役
〜過去のご相談事例〜
・M&Aで会社を売却した後の金融資産運用
・早期退職と違法物件売却
・上場会社の自社株を持つ夫婦のライフプランと資産運用
・不動産相続と活用
・勤務医師のライフプランと資産運用
・独身女性の不動産購入に関するご相談
・親が資産家で早めに相続対策をしたい
・移住後も資金を減らさずに生活したい
・今後のライフプランから考える、退職金の受け取り方。
・家業を清算した後の老後の資産運用
・養父からの資産をできるかぎり毀損させずに引き継ぎたい
…etc
▶️経歴
2001年:慶應義塾大学経済学部卒業
2001年:株式会社興銀リース(東証一部)入社
2004年:株式会社ジ・アース(旧社名IDU、東証マザーズ)入社
2008年:株式会社マネーライフプランニング設立
▶️主なTV出演
2013年2月:テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」
2013年5月:NHK「NEWS WEB」
▶️主な著書
『35歳貯金ゼロなら親のスネをかじりなさい』(すばる舎リンケージ)
『くらしの相続Q&A~もめない相続のために』(新日本法規 共著)
『いわゆる「当たり前の幸せ」を愚直に追い求めてしまうと、30歳サラリーマンは、年収1000万円でも破産します。』(東洋経済新報社)
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