石破首相「消費税減税は適当でない」 トランプ関税は「必要なら躊躇なく交渉」 新年度予算成立で会見(2025年4月1日)

2025年度予算の成立を受け、石破茂首相は1日午前、首相官邸で記者会見を行った。記者から、食料品への消費税減税について問われ、首相は「消費税は全世代型の社会保障を支える重要な財源。全額が社会保障に充てられており、税率引き下げは適当でない」と述べ、「イギリスでは20%、フランスも20%、ドイツが19%、イタリア22%」と他国の状況を挙げ、日本の消費税は10%と他国より低い状況と説明し、減税に否定的な見解を示した。

トランプ米大統領が打ち出した自動車関税措置に関して、首相自身が直接働きかけをしていく意向はあるか問われると、「政府を挙げて昼夜を分かたず対応している」と現状を説明した上で、「私が(直接トランプ大統領に)言うことが適当であると判断されれば、躊躇なく」自身が交渉に当たると述べた。

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