家の電気が突然つかなくなったら|停電範囲とブレーカー、連絡先

コンセント・漏電不安

家の電気が突然つかなくなったら、最初に見るのは「危険な変化がないか」と「どこまで消えているか」です。地域停電、自宅のブレーカー、建物設備、契約停止では連絡先が違います。暗いまま分電盤を何度も操作せず、スマートフォンのライトなどで足元を確保してから確認してください。

煙、炎、火花、焦げ臭さ、異常な熱、分電盤やコンセント周辺の水濡れがある場合

ブレーカーや濡れた機器に触れず、その場所から離れます。煙や火が見える、火災警報器が鳴っているなど火災の可能性がある場合は避難して119番へ通報してください。安全を確認できない状態で、復旧操作を試してはいけません。

最初の数分で確認する順番

確認すること 分かること 主な連絡先
近隣、街灯、共用廊下も消えている 地域または建物全体の停電 地域の一般送配電事業者。建物だけなら管理会社
自宅だけ全部消えている 主幹・漏電ブレーカー、引込設備、契約状態 一般送配電事業者、契約先、管理会社
一部の部屋やコンセントだけ使えない 配線用ブレーカー、家電、室内配線 賃貸は管理会社。持ち家は電気工事店
照明や家電1台だけ動かない 電球、器具、コード、家電本体 メーカーや修理窓口
ブレーカーを戻してもすぐ落ちる 使い過ぎ、家電の故障、ショート、漏電の可能性 復旧操作を繰り返さず管理会社・電気工事店

夜は近所の部屋が消灯しているだけの場合があります。外へ出て確認する必要はありません。窓から見える共用灯や街灯、地域の停電情報を確認します。

停電情報を確認する

近隣や共用部も消えている場合は、スマートフォンで地域の一般送配電事業者が出している停電情報を確認します。電気料金を払っている小売電気事業者と、電線や地域停電を担当する一般送配電事業者は別の場合があります。

  • 停電が発生している地域
  • 発生時刻
  • 復旧見込み
  • 自宅住所が停電範囲に含まれているか

停電情報に自宅周辺が表示されず、近隣も消えている場合は、地域の一般送配電事業者へ住所と停電範囲を伝えます。資源エネルギー庁は全国の一般送配電事業者一覧を公開しています。

分電盤を見る前に確認すること

煙や焦げ臭さ、水濡れなどがない場合だけ、分電盤の外側からつまみの位置を確認します。カバーを外して配線や端子へ触れる必要はありません。

家庭の分電盤には、主に次の種類があります。

名称 落ちたときの範囲 考えられること
アンペアブレーカー 家全体 契約容量を超える同時使用。スマートメーター方式では設置されていないことがある
漏電ブレーカー 家全体 漏電、雷などによる作動
配線用ブレーカー 一部の部屋・回路 その回路での使い過ぎ、家電やコードの異常

つまみが中間位置で止まり、一見「入」に見えることがあります。東京電力パワーグリッドは、異常な臭いなどがない場合の確認として、該当するブレーカーをいったん下まで下げてから上げる手順を案内しています。

異常がない場合に一度だけ試せること

  1. 停電直前に使っていたドライヤー、電子レンジ、暖房器具などのスイッチを切る
  2. 安全に抜ける家電だけコンセントから外す
  3. 落ちているブレーカーが中間位置なら、いったん「切」まで下げる
  4. 一度だけ「入」へ戻し、電気が戻るか確認する

ブレーカーが再び落ちた場合は、何度も上げ直しません。漏電ブレーカーが落ちる原因には、水濡れ、傷んだ配線、家電の故障などがあり、感電や火災につながるおそれがあります。分電盤のカバーを外す、回路を固定する、漏電ブレーカーを働かない状態にするなどの作業は行わないでください。

一部の部屋だけ電気がつかない場合

台所だけ、洗面所だけ、特定のコンセントだけ使えない場合は、その回路の配線用ブレーカーが作動していることがあります。直前に使っていた家電を確認し、発熱、焦げ跡、変色、異臭、コードの傷みがある機器は再使用しません。

家電を外しても同じ配線用ブレーカーが落ちる、ブレーカーは上がっているのに複数のコンセントが使えない場合は、室内配線や設備の点検が必要です。賃貸では自分で業者を手配する前に管理会社へ連絡し、費用負担と指定業者を確認します。

ブレーカーが上がっているのに家全体が停電している場合

近隣は点灯しており、自宅のブレーカーも落ちていないのに家全体で電気が使えない場合は、引込設備、メーター、建物設備、契約や供給停止などを切り分けます。

  • 電力会社から点検・停電・料金に関する通知が来ていないか
  • 引っ越し直後なら使用開始の受付が完了しているか
  • 集合住宅なら共用盤や建物設備に異常がないか
  • 自宅だけの停電として一般送配電事業者へ相談できるか

契約開始、解約、支払い、料金については契約している小売電気事業者へ連絡します。地域停電や電線、電柱、引込設備については一般送配電事業者が窓口です。東京電力パワーグリッドも、契約や料金の問い合わせは小売電気事業者へ連絡するよう案内しています。

引っ越し当日から一度も電気がついていない場合は、引っ越し当日に電気がつかないときの確認へ進んでください。

賃貸で管理会社へ連絡する場面

次の場合は、停電情報や契約状況を確認したうえで管理会社へ連絡します。

  • 共用廊下や建物全体も消えている
  • 自室だけ停電し、ブレーカーを一度確認しても戻らない
  • 一部の部屋や複数のコンセントが使えない
  • 分電盤、壁、コンセントから異臭や異音がする
  • 漏水や結露のあとに電気が消えた
  • 古い分電盤で表示が読めず、安全に状態を確認できない

焦げ臭い場所が分からない場合は、ブレーカーを操作して探そうとせず、焦げ臭い場所が分からないときの切り分けを確認してください。

連絡するときに伝える内容

  • 停電に気づいた日時
  • 家全体、一部の部屋、家電1台のどこまで使えないか
  • 共用廊下、近隣、街灯の状態
  • 落ちているブレーカーの種類と位置
  • 直前に使っていた家電
  • 煙、焦げ臭さ、火花、熱、異音、水濡れの有無
  • 停電情報を確認した結果

○時ごろから自宅だけ電気がつきません。近隣と共用廊下は点灯しています。家全体が停電しており、分電盤には焦げ臭さや熱はありません。ブレーカーを一度確認しましたが戻りません。

暗い写真だけではブレーカーの位置が分かりにくいため、ライトを当て、分電盤全体と落ちているつまみが分かる写真を撮ります。ただし、煙、熱、水濡れがある場合は撮影のために近づかないでください。

電気が戻ったあとに確認すること

停電中に使っていた暖房器具、アイロン、ドライヤー、調理家電などは、復電した瞬間に動き出さないようスイッチを切っておきます。電気が戻ったら一度に家電を動かさず、異臭や異音がないか確認しながら必要なものから戻します。

  • 冷蔵庫や冷凍庫が再起動しているか
  • 給湯器、時計、タイマーの時刻がリセットされていないか
  • 同じブレーカーが再び落ちないか
  • コンセントやプラグに熱や変色がないか

同じ症状を繰り返す場合は「戻ったから問題ない」と考えず、発生時刻、使用家電、落ちたブレーカーを記録して点検を依頼します。

公式情報

タイトルとURLをコピーしました